インプラント治療
インプラントで噛める歯を手に入れましょう
インプラント治療とは、失ってしまった歯のかわりに人工歯根を埋めて機能を回復させる治療法です。
インプラント治療によって、見た目も機能も天然歯とほとんど変わらない歯を 手に入れることができます。そのためインプラントは、乳歯、永久歯に続く「第3の歯」とも呼ばれています。
しっかりと噛めて、見た目も美しいインプラントで以前と変わらずお食事が食べられます。
インプラント治療によるメリット
病気や事故などで歯を失ってしまった場合の治療法としては、これまでは入れ歯やブリッジが一般的でした。しかし入れ歯には装着時の違和感があり、うまく噛めない、うまく発音できないといった問題が生じることがあります。ブリッジは健康な歯を削らなくてはならず、支える歯にかかる負荷が大きいというデメリットがありました。それらのマイナスをすべて解消するのが、インプラント治療です。
・硬いものをしっかり噛めるので消化器官に負担をかけない
・人工歯根が顎の骨とがっちり結合しているのでしっかり噛める
・1本でも複数本でも状況に合わせて治療できる
・独立しているため周囲の健康な歯にダメージを与えない
・見た目が自然で美しく、治療したことがわかりにくい
・入れ歯などと比較して発声・発音を助け、会話などがスムーズに行える
・噛むたびに刺激が直接伝わるので、顎の骨が痩せにくい
・しっかりと噛むことで、記憶力など脳への良い影響がある
インプラント治療によるデメリット
入れ歯やブリッジに比べてメリットが多いインプラント治療ですが、欠点のない治療法というわけではありません。メリットとデメリット、どちらも理解していただいたうえでご検討いただくのが、後悔のない治療につながるポイントです。
・顎の骨に人工歯根を埋入させるための外科手術が必要になる
・健康保険が適用できないため治療費が高額になる
・治療期間が長い(種類や本数にもよりますが、短くても8週間程度)
・治療を受けられない場合がある(内科的要因など)
・医院での定期的なメンテナンスをしないと脱離などの原因となる
よくある疑問にお答えします
インプラント治療についてよくわからない、という患者様も少なくありません。ここでは、よくお問い合わせいただく内容とその回答をピックアップし、ご紹介します。こちらにないご質問につきましては、お手数ですがお電話(03-3986-8688)にてお問い合わせください。
インプラント治療を受けるのに制限はありますか?
顎の骨が完成している方(20歳前後)であれば、どなたでも治療を受けることができます。ですが虫歯や歯周病などが原因で口腔内環境が悪い方、心疾患や糖尿病などの全身疾患をお持ちの方などは、治療を受けられない場合があります。くわしくは、当院までお問い合わせください。
インプラントの寿命を教えてください
インプラント自体の寿命というのは特にありません。使えなくなってしまう理由の多くは、メンテナンス不足によって抜け落ちてしまうというものです。毎日のブラッシングや定期検診をしっかりと行っていれば、長年にわたってインプラントを使用していただけます。
金属アレルギーが心配です。骨に金属を埋めて問題はないでしょうか?
使用する金属は、骨折などで骨をつなぐ外科手術にも用いられているチタンです。生体親和性が高く、腐食することもないのでご安心ください。
※不安な方は皮膚科にてパッチテストを行ってください。
インプラントには特別なケアが必要ですか?
天然歯と同じように、丁寧にブラッシングをしていただくことで長持ちします。また、医院での定期検診も必要になります。
天然歯と同じように噛むことができますか?
はい、できます。顎の骨と人工歯根をしっかり固定することにより噛む力を回復するのがインプラント治療の特長なので、硬いものでも不安なく噛んでいただけます。噛み合わせも考慮しますので、歯を失う前よりも噛みやすくなったという患者様もいらっしゃいます。
インプラント治療の流れとメンテナンス
池袋アゼリア通り歯科で行うインプラント治療の流れをご紹介します。
STEP 01 無料相談
当院ではインプラント無料相談・無料カウンセリングを行っております。インプラント費用のご相談のほか、患者様のお悩みやどういったインプラント治療が適しているかなどもアドバイスさせていただきます。相談をして必ずインプラント治療を受けなければいけないわけではないので、お気軽にご相談ください。
STEP 02 精密検査
レントゲンや歯科用CTなどを使って人工歯根を埋め込む箇所の骨量・骨質を検査し、埋入位置の正確なシミュレーションを行います。なお、全身的な疾患や噛み合わせ、周囲の歯の状態などを確認した際に虫歯や歯周病などがあった場合は、そちらの治療を先に行う場合もあります。
STEP 03 治療計画
精密検査による診断結果をふまえて治療計画を作成します。インプラント治療の概要から完了までの手順や手術後の定期検診、治療費用について丁寧に説明。患者様に十分納得をいただけたら、次のステップに進みます。
STEP 04 手術
麻酔を用いて歯肉を切開し、顎の骨に人工歯根を埋め込んで土台(アバットメント)を取り付け、歯肉を縫合します。必要に応じて仮歯を装着して終了です。
STEP 05 治療期間
顎の骨と人工歯根がしっかり結合するまで待ちます。骨の状態によっても異なりますが、1ヶ月半から6ヶ月ほどで結合は完了します。
STEP 06 印象採取(型取り)
インプラントと骨がしっかり結合したことを確認して型を取り、噛み合わせを調整しながら人工歯を土台に取り付けます。
STEP 07 メンテナンス
術後は定期的に、装着したインプラントを長持ちさせるためのメンテナンスを行います。 定期検診とホームケアによって新しく手に入れた歯を大切にしましょう。
骨が少なくても増やす方法があります
インプラント治療を行うにあたっては、埋め込むのに十分な顎の骨が必要となります。「顎の骨が薄いから、このままでは治療できない」と言われた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ご安心ください。骨量を増す手術を行うことで、インプラント治療が受けられるようになる場合もあります。
GBR (組織再生誘導法)
骨が不足している部分を膜で覆って骨を作るスペースを作り、その中に、粉砕した自家骨や人工骨を詰めて骨の再生を促す治療法です。インプラントを埋め込むのに十分な骨の厚みや幅がない場合に用いられる技術で、手術前か手術と同時に行われます。
サイナスリフト
上顎の骨の厚みを増すために行われる方法のひとつです。上顎の骨のすぐ上、頬骨の奥には上顎洞(サイナス)という空洞があり、ここに粉砕した自家骨や人工骨を詰めて骨量を増します。上顎の骨がかなり薄い場合には、インプラントを行うまでに半年ほど待つ可能性があります。
ソケットリフト
サイナスリフトと同様に上顎の骨の厚みが必要な場合に用いられる方法です。サイナスリフトに比べて短時間で治療できるとして多く用いられています。サイナスリフトが上顎洞を露出させる形で手術するのに対し、ソケットリフトではインプラントを埋入する最小限の穴を開け、骨を作る材料を注入する処置です。
いずれの方法でも、骨が出来上がるのを待ってインプラント治療を行うため、時間がかかってしまいます。しかし、より正確で長期的に安心できるインプラント治療を最優先いたしますので、ご了承ください。